東海大、出場辞退もリーグ戦3連覇 流通経大は得失点差で優勝届かず

[ 2020年12月6日 05:30 ]

関東大学ラグビー   流通経大19-10大東大 ( 2020年12月5日 )

リーグ戦の優勝を逃し、肩を落とす流通経済大フィフティーン(撮影・吉田 剛)
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 リーグ戦1部は最終節を迎え、6勝目を挙げた流通経大が勝ち点24で東海大、日大と並んだが、規定により東海大の3季連続10度目の優勝が決まった。流通経大は54点差以上の勝利で6季ぶりの優勝が決まる状況だったが、今季不調だった大東大に苦戦。選手・スタッフ計26人が新型コロナウイルス陽性と診断され、同日予定されていた日大戦を辞退した東海大と勝ち点は並んだものの、得失点差で上回れず涙をのんだ。

 流通経大は自力優勝の目があった試合で勝利したが、9点差しかつけられず優勝に届かなかった。平時なら肩を落とすところだが、内山達二監督は「東海大が辞退した中、我々は最終戦を迎えられたことに感謝している。東海大の学生は苦しい状態だと思う」と神妙な表情でライバル校を気遣った。

 東海大とは先月21日に直接対決して敗戦。その後、相手校から陽性者が出たこともあり、出場した23人がPCR検査を受けたことも明かした。幸い全員が陰性。さっそく13日には全国大学選手権初戦(3回戦)を迎えるとあり、内山監督は「今後は負けたら終わり。いま一度、マインドセットをつくっていく」と気持ちを新たにした。

 一方の東海大は、優勝決定を受けての対応や反応はなし。現在も活動を休止しており、まずは19日の大学選手権初戦(準々決勝)に向けて一日も早い活動再開が待たれる。

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2020年12月6日のニュース