男子テニス・杉田 セルビア移住を決断「もう一度後先考えず、テニスに全てをかけてみたい」

[ 2020年12月6日 19:20 ]

セルビアに拠点を移すことを決めた杉田
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 男子テニスの世界ランキング101位の杉田祐一(32=三菱電機)が6日、自身の公式ブログを更新し、セルビアに拠点を移すことを報告した。

 杉田は「新たな決意」と題して「これより私の最後の戦いが始まります!!この度、私杉田祐一はセルビアに拠点を移し残りのテニス選手生活を送りたいと思っています」と報告。「すばり目標はただ一つ。今までの自分、そしてこれからの自分を認めてあげることを最大の目的としています」と決意表明した。

 「拠点を移す事を考え始めたのは今年の全米オープンの時からです。コロナ期間中、日本でしっかりと準備を重ねていたにも関わらず、全米オープンでのプレーに納得がいかず、行動に移すことにしました」と決断至った経緯を記した。

 セルビアで求めるものは「その時のざっくりとしたビジョンは2つです。一つは元トップ選手と一緒に練習指導が受けれるところ。そしてもう一つは拠点での刺激です」とし、元世界ランキング8位のヤンコ・ティプサレビッチ氏に直接連絡を取り、全仏オープン後にセルビアの首都ベオグラードで練習参加したことも明かしている。そして「選手の数、コーチ陣、環境、全てにおいて申し分ない条件です。すぐに拠点を移す覚悟を決めました」と迷いはなかったという。

 杉田は「年齢的に色々と考えてしまう今、もう一度後先考えず、テニスに全てをかけてみたいと思いました」と、テニスに情熱の全てを注ぎ込むと伝えた。「このような状況の中、テニスにかけられる事は何ともありがたい事です」と、コロナ禍の現状でテニスに打ち込めることに感謝した。そして「そんな中できる事はただ一つ!!テニスを通して自分の戦う姿が日本の活性に少しでも貢献できれば嬉しいですし、今年立ち上げた日本の樹プロジェクトへ、この経験を還元出来ればとも思っています」と、日本への恩返しを誓った。

 最後に「そして何より自分が納得するために!!!活気ある日本、活気ある世界が戻ってくることを願い、私は精進の日々を送ってまいります!!全てをかけ、いざセルビアへ!!!!!!!」とつづった。

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2020年12月6日のニュース