萩野、2年ぶり海外レース 200メートル個人メでトップ 北島GMが初陣 競泳国際リーグ

[ 2020年10月25日 05:30 ]

萩野公介
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 短水路(25メートル)で争う競泳の高額賞金大会、国際リーグ(ISL)は24日、ブダペストで1次リーグが行われ、初戦に臨んだ新規参戦の東京フロッグキングスは、女子200メートル個人メドレーで大橋悠依(イトマン東進)が2分5秒13の好記録で1位となった。18日に出した自身の短水路日本記録まで0秒04だった。男子200メートル個人メドレーは萩野公介(ブリヂストン)が1分53秒01でトップだった。大会はチーム対抗戦で、東京フロッグキングスは北島康介ゼネラルマネジャー(GM)が率いる。

 昨年、不振による休養を経験した萩野にとって、海外でのレースは18年ジャカルタ・アジア大会以来約2年ぶりだった。男子200メートル個人メドレーをまずまずの記録で制したほか、400メートルリレーにも出場。精力的な泳ぎを続け「勝つことができたし、徐々に上げていきたい」と前向きに語った。約1カ月間の滞在となる今回の遠征。いい形でスタートを切り「凄く楽しかったし、連戦で素晴らしいトレーニングにもなる」と笑顔だった。

 ▼北島康介GM ここまで来るのに(新型コロナウイルスの影響で)大変な思いをしたので、選手がレースをしているのを見てうれしくなった。初日はいい感じをつかめた。

 ▽競泳の国際リーグ 昨年始まった高額賞金大会で、今年は10チームが参加する。試合は4チームによる2日間の対抗戦。1次リーグは各チームが4試合ずつ戦い、上位8チームが準決勝に進む。各種目には1チームから2人(リレーは2チーム)ずつ出場し、順位に応じて与えられるポイントの合計で争う。国際水連の管轄外で、賞金や華やかな会場演出などにより、競泳や選手の価値向上を掲げる。

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2020年10月25日のニュース