田中希実 2位と0秒06差“壮絶V”「膝カックンされた感じ」

[ 2020年10月25日 05:30 ]

ゴールで転倒しながらも優勝した田中(撮影・北條 貴史)
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 陸上の木南道孝記念が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、女子800メートル(タイムレース)に出場した田中希実(21=豊田自動織機TC)が、倒れながらゴールをする“壮絶V”を飾った。2位にわずか0秒06差の2分6秒72。執念の勝利の代償に、左肩などを負傷した。

 どんなレースをするのか分からないのが、トラックの新星・田中の魅力だ。4位だった日本選手権と同様に、序盤はポツンと離れて最後尾を走った。

 「800の選手は2周目にペースが落ちる。自分は長距離の強みを生かす」と1周目の最後の直線から超ロングスパート。次々と抜き、残り200メートルでトップに立った。しかし、ゴール手前で急失速。足元がおぼつかなくなり、「膝カックンされた感じ」で前から倒れてゴールした。左膝をすりむき、「左肩が外れたような」痛みが残っても、日本選手権女王の川田に0秒06先着したことを収穫とし、「今回は勝つことに絞った。この感覚を忘れなければ5000メートルに生きる」と先に目を向けた。“本命”は5000メートル。12月4日の日本選手権で勝てば東京五輪代表になる。絵になる勝利となるか。

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