姫野やレメキから刺激 セブンズ代表・彦坂匡克「上昇気流に乗っかる」

[ 2020年9月24日 18:55 ]

オンライン取材に応じた7人制男子代表の彦坂匡克
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 東京都府中市で合宿中の7人制ラグビー男子日本代表の彦坂匡克(29=トヨタ自動車)が24日、オンライン取材に応じ、今合宿の練習状況について「ボリューム(練習量)が上がってきているし、フィットネスレベルも上がった感じがする。S&Cコーチの目が輝いています。個人的にはきつい」と独特の言い回しで報告した。

 底抜けに明るく、チームきってのムードメーカーでもある彦坂。3月に東京五輪の延期が決まった際についても「そこまでネガティブに受け止めることはなかった。追い詰められていない。それまでたくさん練習をしていたので“ここは休める!”と思って思い切って休みましたね(笑い)。ほぼストレスはなかった。みんなと会えないのだけは寂しくてストレスだった」と振り返り、負の影響がなかったことを明かした。

 4位入賞を果たしたリオ五輪代表戦士の1人としては、「準備の大切さ」を若いメンバーにも伝えていく考え。現体制では対戦相手の分析を選手主体で行っており、「ゲームプランも選手がこうがいいのではないかと(首脳陣に)提案している」と4年前からの進化を説明した。

 昨年のW杯は「ファンとして見ていた」と、純粋に日本代表を応援し、刺激を受けたという。地元の豊田スタジアムで行われた日本―サモア戦も観戦し、同僚で愛知・春日丘高の後輩にも当たる姫野和樹や、リオ五輪で一緒に戦ったレメキ・ロマノラヴァ(宗像サニックス)の応援に声を枯らした。次は7人制の番、との思いは強いようで、「15人制代表が上昇気流を作ってくれたので、それに乗っかりたい。自分たちも結果を残したい。メダル獲得が目標」と力強く宣言した。

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2020年9月24日のニュース