菅首相は1964年東京五輪の聖火リレーで伴走者 組織委の森会長「五輪と縁が深い」

[ 2020年9月24日 18:08 ]

 東京五輪・パラリンピック組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会の合同会議が24日、2日間の日程でスタートした。来夏へ延期された大会の新型コロナウイルス対策と、延期による追加経費の削減を目指す大会簡素化について議論する。簡素化については組織委が集約した4分野52項目の見直しを検討し、合意を目指す。

 IOCからはトーマス・バッハ会長とジョン・コーツ調整委員長らがオンラインで参加。日本側は組織委員会の森喜朗会長、小池百合子都知事、萩生田光一文科相、橋本聖子五輪相、鈴木大地スポーツ庁長官、次期スポーツ庁長官の室伏広治組織委スポーツディレクターらが出席した。バッハ会長は冒頭であいさつし、東京大会を「ポストコロナの世界に合わせたものにしないといけない」と強調。23日の菅新首相との電話会談で「今後も協力関係を継続することを確認した」と明かした。

 森会長はバッハ会長から安倍前首相にお見舞いと感謝を伝える書簡が届いたことを報告し、「安倍前総理は功労者。引き続き組織委で何らかの役職に就いていただき、一日も早く体調が回復され、バッハ会長、コーツ委員長と一緒に来年の開会式を迎えてもらいたい」とコメント。この日午前に安倍前首相と面会し、「元気で一生懸命応援する」と答えが返ってきたことを紹介した。また、菅新首相が1964年東京五輪の聖火リレーで伴走者を務めたエピソードを披露。「当時はかわいい坊やだったと思うが、五輪と大変縁が深いと考えている」と話した。

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2020年9月24日のニュース