東地区決勝でヒートが王手 20歳の新人ヒーロが圧巻の37得点

[ 2020年9月24日 12:27 ]

土壇場でシュートを決めて雄叫びをあげるヒートのヒーロ(AP)
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 NBA東地区決勝の第4戦が22日にフロリダ州オーランドで行われ、第5シードのヒートが112―109(前半50―44)で第3シードのセルティクスに競り勝って3勝1敗。19日の第3戦では一度もリードを奪えずに106―117で敗れたが、第4戦では接戦となった第4Qを制して6年ぶりのファイナル進出にあと1勝と迫った。

 2000年1月20日生まれで、ドラフト全体13番目に指名された新人ガードのタイラー・ヒーロ(20)はレギュラーシーズンを含めて自己最多となる37得点をマーク。両軍全選手の中の最年少ながら、3点シュートを10本中5本成功させ、勝負どころの第4Q(35―33)には1人で17得点を稼いで土壇場でも存在感を示した。ヒーロのこれまでの今季最多得点は8月12日のサンダー戦で記録していた30得点。ベンチからの出場ながら、今ポストシーズンでは全13戦で2ケタ得点をマークしている。

 ヒートではジミー・バトラー(31)も24得点と9リバウンドをマーク。バム・アデバイヨ(23)は20得点と12リバウンド、ゴラン・ドラギッチ(34)は22得点を稼いでチームを引っ張った。

 セルティクスはヒートの変則ゾーン・ディフェンスに対応するため、ダイレクトなモーションドライブ・オフェンスではなく、ハイポスト経由でボールを回すなどして応戦。最大12点差をはねのけて第4Qの3分すぎに一時1点をリードしたが試合の流れを変えるまでには至らず、残り16秒にジェイレン・ブラウン(23)の3点シュートで3点差、残り9秒にはケンバ・ウォーカー(30)の3本のフリースローで2点差まで詰め寄ったがあと一歩およばなかった。
 
 今ポストシーズンで平均25・3得点を挙げていたジェイソン・テータム(22)は28得点を稼いだものの前半は無得点。23日にロビン夫人が第4子となる長男セオドアくんを出産したゴードン・ヘイワード(30)はベンチから出て14得点を稼いだが、勝利にはつながらなかった。

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