朝乃山、復調3敗守った!連敗発進から狙う“史上初”の逆転Vに照準

[ 2020年9月24日 05:30 ]

大相撲 秋場所11日目 ( 2020年9月23日    両国国技館 )

隠岐の海(右)を上手投げで下す朝乃山(撮影・久冨木 修)
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 大関・朝乃山がトップから1差の3敗を守った。隠岐の海を豪快な上手投げで下し、取組後には初日以来の取材対応。大関・貴景勝、関脇・正代、平幕の若隆景と翔猿の2敗勢4人とは今場所まだ対戦しておらず、反撃の構え。初日から連敗発進した力士の優勝がないという歴史を塗り替える、昇進2場所目での賜杯を見据える。

 取組後の風呂上がり、朝乃山が「お久しぶりです」と自ら会見場に現れた。コロナ前の取材は髪を直す間に支度部屋で受けたが、現在はリモート対応。取組後、取材に応じずに国技館を離れる幕内力士もおり、朝乃山が会見場へ姿を見せるのも初日以来だった。

 「白星先行したり、勝ち越せたら…と思ってきた。わがままですが。記事を読んで応援してくださる方もいる。元気ですよ、と見てほしい」

 初日から3連敗を喫し、「ショックで休場しようかと思った」。1983年夏場所以来、37年ぶりに複数の横綱全員が初日から不在。大関の重圧がのしかかった。「でも、どこも痛くない。ここまで追い込まれたら、もう後がないと自分にプレッシャーをかけた」。転機は4日目の北勝富士戦だ。右腕を返しながら前に出て、土俵下へ吹っ飛ばした。以降、8連勝。2度の不戦勝もあり手応えをつかみきれなかったが、隠岐の海を土俵へ転がしたこの日、ようやく復調宣言だ。

 「豪快な投げで相撲内容は良かったけど、本来は前へ出る相撲。本調子じゃない」と高田川審判長(元関脇・安芸乃島)。だが、本人も「本来は前へ出る相撲なんで」と同じフレーズを口にした。慢心はない。「大関の勝ち越しは当たり前。明日からが大事」。優勝制度が制定された1909年夏場所以降、初日から2連敗した力士が優勝した例は一度もない。残り4日、手の届くところまできた奇跡を追い求める態勢は整っている。

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