ケニン、逆転勝ちで4大大会初制覇「夢がかなった」 全豪女子シングルス決勝

[ 2020年2月2日 05:30 ]

テニス 全豪オープン第13日 ( 2020年2月1日    メルボルンパーク )

全豪女子シングルスで初優勝し、優勝カップにキスするソフィア・ケニン(AP)
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 1日に行われた女子シングルス決勝で第14シードのソフィア・ケニン(米国)が元世界ランキング1位のガルビネ・ムグルサ(スペイン)に4―6、6―2、6―2で逆転勝ちし、4大大会初制覇を果たした。21歳のケニンは優勝賞金412万豪ドル(約3億円)を獲得し、大会後の世界ランキングで米国勢トップの自己最高7位に浮上する。また、車いすの部は男子シングルスの国枝慎吾(ユニクロ)、女子シングルスの上地結衣(三井住友銀行)が臨む決勝が行われる予定だったが、雨天のために2日に順延された。

 21歳のケニンが初めての4大大会決勝でも気後れせずに元世界1位に立ち向かい、初タイトルを勝ち取った。「一生懸命努力をしてきて夢がかなった。最高の2週間だった」。20年以上前にロシアから米国に渡り、支えてくれたコーチで父のアレクサンダーさんら家族に感謝した。

 決戦前にセンターコートにつながる通路で、鍛えてくれた父と抱き合い、大一番に向かった。2時間3分の熱戦で逆転勝ちし、同じ場所に優勝杯を持ち帰ると再び父と抱き合った。「父と母に心の底からありがとうと言いたい」。米国から新たなヒロインが誕生した。

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2020年2月2日のニュース