前代未聞…8人中4人がフライング失格、表彰式は無観客で実施 陸上日本室内選手権

[ 2020年2月2日 05:30 ]

日本室内選手権の男子60メートル障害決勝でフライング失格が4人出て、4人でレースが行われた
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 陸上の日本室内選手権が1日、大阪市の大阪城ホールで開幕し、男子60メートル障害決勝で、8人中4人がフライング失格となる前代未聞のハプニングが起きた。最初に3人同時、次いで1人が失格した。7秒69で優勝した石川周平(24=富士通)は「複雑。半分になってレースの集中が下がってしまった」と喜び半分だった。

 フライングは機械で検知する。号砲反応タイム0秒1未満は、医学的に人間が反応できないとして失格になる。金井大旺(24=ミズノ)は、日本記録保持者として臨んだ昨年の日本選手権110メートル障害準決勝に続き、反応タイム0秒099で失格。再び0秒001が致命傷になり「フライングが続いている」と肩を落とした。

 予選で日本新7秒61を出した金井を含め、5選手が従来の日本記録(7秒75)を上回って決勝へ進んだ。好ムードが暗転。陣営の抗議があり、レースから約1時間半後の表彰式は無観客で行われた。

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2020年2月2日のニュース