卓球五輪代表 団体戦3人目は女子が平野美宇 男子は水谷隼

[ 2020年1月6日 13:03 ]

平野美宇(左)と水谷隼
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 日本卓球協会は6日、都内で記者会見し、東京五輪代表の男女各3人を発表した。男子は世界ランク16位の水谷隼(30=木下グループ)を団体戦要員の3人目に選出。女子の3人目は世界ランク11位の平野美宇(19=日本生命)が初の五輪代表に内定した。シングルス代表は1月発表の世界ランキング上位2人が選ばれ、男子が張本智和(16=木下グループ)、丹羽孝希(25=スヴェンソン)。女子は伊藤美誠(19=スターツ)、石川佳純(26=全農)が順当に選ばれた。張本は五輪初代表となった。

 五輪シングルス代表は今月2日に発表された世界ランキングの上位2人が選ばれ、女子は3位の伊藤と9位の石川がシングルス代表に。男子は世界ランキング5位の張本と15位の丹羽が代表の座を手にした。

 3人目の代表はシングルス代表の2人とダブルスを組めて団体のシングルス、ダブルスで活躍できる選手を強化本部が決定した。女子日本代表の馬場美香監督が「昨年出場した国際大会で石川と好成績を残しており、ダブルスで団体戦に貢献できると判断した」と平野の選考理由を説明。水谷の選考理由については男子日本代表の倉嶋洋介監督が「全日本選手権で7度の優勝、世界選手権で2度のメダル獲得などダブルスの名手。長年日本のエースとして世界と戦ってきた選手で、チームの精神的支柱として貢献してもらいたい」と話した。

 卓球の東京五輪代表を巡っては、石川と平野による女子シングルス代表の2番手争いがし烈に。昨年12月のノースアメリカン・オープン前は平野がリードしていたが、同大会で石川が優勝して逆転。同月行われたグランドファイナルでは2人とも1回戦敗退となり、石川が3大会連続3度目の五輪出場を確実にしていた。

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