池江璃花子、辛い抗がん剤治療…「大丈夫、いつか終わると自分を励まし続けた」

[ 2019年12月17日 18:25 ]

池江璃花子
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 白血病で闘病している競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が17日、退院を報告した。公式サイトで所属マネジメント会社が「2月に病気療養を発表してから多くの皆さまより温かい励ましのメッセージをお寄せ頂き厚くお礼申し上げます。おかげさまで、この度退院しましたことをご報告させていただきます」と発表した。池江はサイトに直筆のメッセージを掲載した。

 「2月から入院生活をし、約10ケ月の月日が経ちこの度退院することができました。辛くて長い日々でしたが、皆様からの励ましのメッセージを見て、早く戻りたいと強く思うことができました。応援してくださった方々や関係者の方々、そして家族には感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いを記した。

 「入院中、抗がん剤治療で吐き気が強い時や倦怠感もありましたが、そんな時はとにかく“大丈夫、大丈夫、いつか終わる”と自分を励まし続けました」と闘病中の苦しい時間について正直な思いを吐露。

 「オリンピックを目前に控えていた中、突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました。ネガティブ思考になる時もありましたが、まずは自分の気持ちをしっかり持たないといけないんだと思い治療に励みました」と振り返った。

 今後の競技活動については「医師と相談しながら、水中トレーニングが可能になり次第開始します。それまでは基礎体力をつけながら陸上トレーニングをしていく予定です。オリンピックについてですが、2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います」とつづった。

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