八村のポジションは先送り ウィザーズのブルックス監督明言 複数ポジションで起用する方針

[ 2019年10月1日 10:53 ]

ウィザーズを率いるブルックス監督(AP)
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 NBAウィザーズの各選手が9月30日、キャンプイン前日の「メディアデー」で集結。プロフィール写真用の撮影やインタビューに応じた。

 4季目を迎えているスコット・ブルックス監督(54)も出席。今季のチーム構想や選手に対する開幕前での評価などを語ったが、その中でドラフト全体9番目に指名した八村塁(21=ゴンザガ大出身)についても言及した。

 ウィザーズでは本来、チームの大黒柱であるポイントガード(PG)のジョン・ウォール(29)がアキレス腱の断裂で今季前半戦での出場は絶望。先発が決まっているのは昨季平均25・5得点をマークしているシューティング・ガード(SG)のブラドリー・ビール(26)と、3季目のセンター(C)、トーマス・ブライアント(22)の2人のみ。ウォールの穴を埋めるために獲得したアイゼイア・トーマス(30)は左手親指の故障で出遅れており、多くの課題を抱えてのキャンプインとなった。

 その厳しい状況の中でブルックス監督は八村について「彼の未知数の部分にエキサイトしている。私が気に入っているのは、彼は毎日同じ姿勢で仕事に臨んでくること」とコメント。ポジションについては「パワーフォワード(PF)で多くの時間をプレーすることになるが、特にシーズン前半はスモールフォワード(SF)もやるだろうし、スモールボールの際にはCに入るかもしれない。今のNBAはポジションレスになっていて、このチームも同じだ。彼はリバウンドが取れるし、ボールを運んでオフェンスの起点になれる」と話し、「(PG、SF、PFの3つのポジションで)誰が先発するかは分からない。プレーで勝ち取らなければいけないが、塁にもその機会はある。彼にはこのリーグで良い選手になっていくだけのポテンシャルがある。コーチできるのを楽しみにしている」と語った。

 なお、ウィザーズは7日からプレシーズンゲーム(計5試合)に突入。23日にダラスで行われるマーベリクス戦が今季の開幕戦となる。

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