添田、初の2回戦へ 大会18回目の挑戦で格上撃破

[ 2019年10月1日 05:30 ]

男子テニス 楽天ジャパンオープン 第1日 ( 2019年9月30日    有明テニスの森公園 )

初の2回戦進出を決めた添田
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 シングルス1回戦で、世界ランキング133位の添田豪(35=GODAI)が同37位のヤンレナルト・シュトルフ(29=ドイツ)に4―6、7―6、6―3で逆転勝ちした。本戦は13回目の出場で初勝利。同77位の西岡良仁(24=ミキハウス)は同62位のジョアン・ソウザ(30=ポルトガル)に7―5、6―3で勝った。

 過去12回の出場で全て1回戦負けしていた添田が、世界ランキングで100近く差のある格上を撃破。予選を含めれば01年の初出場から18回目の挑戦で、初めて2回戦に駒を進めた。第1セットを落としたが、第2、第3セットは一度のブレークも許さずに逆転勝ち。「信じられない。若い時は出るのが当たり前の大会だったが、去年は予選にも出られず、自分の中で少し遠い大会になっていた。勝つなら今年しかないと思っていた」と喜びをかみしめた。

 昨年発足した全日本男子プロテニス選手会の会長を務める。コート外でも多忙な日々を送るが「大きな視野でテニスを見られるようになった」とプラスに捉えている。順当なら2回戦は世界1位のジョコビッチと初対戦。「こんなに素晴らしい機会はない。テニス人生を懸けて戦いたい」と力を込めた。

《西岡も初突破》西岡も4回目の本戦出場で初めて1回戦を突破した。第1セット第9ゲームで先にブレークを許したが第10ゲームでブレークバック。流れを引き戻してストレート勝ちにつなげた。右肘故障の錦織の欠場を受け、世界ランキングは今大会に出場する日本人で最上位。8月のツアー大会では錦織を破っている。注目度が増す中、重圧をはね返して勝利をつかみ「プレッシャーはあったが、見ている人に試合を楽しんでもらえればいいと思いプレーした。この勝ちは大きい」と笑顔を見せた。

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