“上野の後継者”勝股が初完封「ライズで勝負して抑えられたのは良かった」

[ 2019年5月25日 19:17 ]

ソフトボール・スポニチ後援第52回日本女子リーグ1部第5節第1日   ビックカメラ高崎3―0SGホールディングス ( 2019年5月25日 )

ビックカメラ高崎の勝股美咲はリーグ戦初完封勝利を挙げた
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 “上野の後継者”として期待がかかるビックカメラ高崎の勝股美咲投手(19)がリーグ戦初完封をした。3―0の6回裏が最大のピンチ。1死一、二塁で相手の5、6番を迎えた。この難局を、いずれも得意のライズボールで連続三振に抑えた。

 「ライズで勝負して抑えられたのは良かったのかなと思います」

 試合を通じてフライアウトも多く、高めに浮き上がる得意のボールが機能した形だ。5月11日の登板は「ライズボールが生きていなかった」と反省点が残った。この試合までに武器を再度磨き、そのボールを生かすために低めの直球の精度を上げることも意識した。デンソーが敗れ、チームは9勝1敗で単独首位に立った。

 チームとジャパンの大黒柱の上野由岐子(36)がアゴの骨折で戦線離脱中。5月のアジア杯は、絶対的エースに代わって、急きょ日本代表に招集された。5試合を投げ「力じゃない。コントロールが大事とアジア杯で感じた」と収穫は大きい。1メートル71の大型右腕は、力任せのスタイルから脱却すべく、一歩ずつ進化の階段を上がっている。

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2019年5月25日のニュース