貴ノ富士 全勝対決制し幕下優勝、来場所の再十両確実

[ 2019年5月25日 05:30 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2019年5月24日    両国国技館 )

幕下優勝した双子の兄の貴ノ富士(左)と弟で十両優勝に王手をかけている貴源治
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 幕下2枚目・貴ノ富士が千代嵐との全勝対決を制して初優勝を飾った。不利な体勢になりながらも土俵際で逆転。来場所での再十両を確実にし、「今場所は落ち着いていた。自分を信じて自分の相撲を取るという気持ちで臨めた」と振り返った。双子の弟・貴源治も十両初優勝にあと1勝。22歳のホープは「悔しいけれど、ずっと一緒にやってきたから、うれしい」と頬を緩めた。

 ▽幕下優勝(7戦全勝)貴ノ富士(たかのふじ=本名上山剛)西2枚目、栃木県小山市出身、千賀ノ浦部屋。貴乃花部屋から13年春場所初土俵。貴公俊のしこ名で18年春場所新十両。十両貴源治は双子の弟。得意は右四つ、寄り。1メートル90、157キロ。22歳。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)川渕(かわぶち=本名川渕一誠)東24枚目、金沢市出身、錣山部屋。石川・金沢学院高から19年春場所初土俵。得意は突き、押し。1メートル77、110キロ。18歳。

 ▼川渕 一番一番、毎日頑張ってきての結果なのでうれしい。兄弟子の阿炎関や彩関のような突っ張りが目標。まずは早く関取になり将来は相撲界の一番上に行きたい。

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