シオノギ製薬の数原が“御前試合”で2打数2安打1打点のアピール

[ 2019年5月25日 19:53 ]

ソフトボール・スポニチ後援第52回日本女子リーグ1部第5節第1日   シオノギ製薬4―3伊予銀行 ( 2019年5月25日 )

シオノギ製薬の数原は2安打1打点で勝利に貢献した
Photo By スポニチ

 シオノギ製薬の数原顕子外野手(25)が4番の働きだ。初回1死二、三塁から外角低めの変化球をうまくすくって左犠飛。先制点を挙げると、4、6回には安打を放ち、いずれもホームに生還した。

 「今節まで思うような打撃ができなくて。自分のスタイルに戻そうと考えている打ちに、どんどん振っていくという結論にたどりついた。チャンスで打てていなかったので、初回は最低でも犠飛は打てると思って、上げに行きました」

 主軸の仕事を果たし、充実感があふれた。昨秋は日本代表に選出された左の長距離砲だが、今年に入って代表から名前が漏れている。この日はジャパンの宇津木麗華監督が視察する中での試合に、「緊張した」というものの「(日本代表の)試合に選ばれていない分、自分が出したい力を出すべき。怖いものはないなと思った」と開き直ったことも2打数2安打1打点の結果につながった。

 昨年、宇津木監督に指導を受け、打つポイントを従来より前にする新打法に取り組んでいる。徐々に形になりつつある。「日本代表に入りたいし、悔しいというのはあるけど、足りないところもある。ここで焦らずに自分を成長させたい」。兵庫・夙川学院高校では社会人1部のチームから声がかからず、甲賀健康医療専門学校を経て加入した25歳。成長の余地はまだまだある。

 チームは4勝6敗で9位。

続きを表示

2019年5月25日のニュース