栃ノ心 涙の4敗「勝ったと…」大関復帰王手から3連敗

[ 2019年5月25日 05:30 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2019年5月24日    両国国技館 )

取組後に軍配が栃ノ心に上がりガッツポーズする。後方は朝乃山(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 朝乃山を土俵にはわせると、栃ノ心は右手でガッツポーズをつくった。審判の協議を待つ間は「勝ったと思っていた」と軍配通りとなることを確信していた。結果はまさかの行司軍配差し違え。土俵外に出たとされた右かかとについて聞かれると「(テレビを)見たでしょ」と不満を口にした。顔をタオルで拭って「アーッ」と叫ぶと、両目に悔し涙が浮かんだ。

 中盤まではまわしを取って前に出る相撲で白星を重ねたが、大関復帰となる10勝に王手をかけてから、これで3連敗となった。14日目は鶴竜との対戦。順風満帆に見えた復活ロードが、にわかに険しくなってきた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月25日のニュース