小出さん通夜に1000人参列 祭壇はボルダー雪山イメージ

[ 2019年4月29日 05:30 ]

小出義雄さん通夜 高橋尚子さんらと高地合宿を行った米国・ボルダーの山をかたどった祭壇(撮影・西川祐介)
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 24日に肺炎のため、80歳で死去した陸上女子長距離の名指導者、小出義雄さんの通夜が28日、千葉県佐倉市のさくら斎場で営まれた。白と緑の花で飾られた祭壇は00年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(46)ら多くの教え子と高地合宿を行った米コロラド州ボルダーの雪山をイメージ。生前に「何かあったら使ってくれ」と語っていたお気に入りの笑顔の写真も飾られ、約1000人の弔問客が足を運んだ。

 多くの教え子も参列し、97年世界選手権女子マラソン金メダリストの鈴木博美さん(50)は「“鈴木、ジョギングに行くぞ”と今にも言うように見えた。信じられない」と気丈に語った。03年世界選手権女子マラソン銅メダリストの千葉真子さん(42)は「教えていただいたことは生き続ける。監督の魂を受け継いでいけたら」と涙をこらえながら話した。

 29日の告別式には高橋さん、五輪2大会連続メダルの有森裕子さん(52)らが参列する予定。

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