安田 8差圧勝でエビアン選手権&全英女子OP切符「自信に」

[ 2019年4月29日 05:30 ]

女子ゴルフ アジアパシフィック女子アマチュア選手権最終日 ( 2019年4月28日    茨城県 ザ・ロイヤルGC=6431ヤード、パー72 )

アジアパシフィック女子アマ最終日 優勝トロフィーの横でポーズをとる安田
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 2位に2打差の首位でスタートした安田祐香(18=大手前大)が7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算11アンダー、277で2位に8打差をつけて圧勝した。1番からの3連続バーディーで抜け出した。エビアン選手権(7月)、全英女子オープン(8月)、来春のオーガスタ・ナショナル女子アマの出場権を獲得した。

 プレー中はあまり表情を変えない安田が最後にはじける笑顔を見せた。18番で1メートルのウイニングパットを沈めると、ティティクル(タイ)らライバルからウオーターシャワー。「タフなコンディションでも集中できた。パットも入って不安がなかった」。圧巻の一日を満足げに振り返った。

 1番で1・5メートル、2番で4メートル、3番は5メートルと、いきなり3連続バーディーで早くも5打差にリードを広げる。後はスコアを伸ばすだけ。グリーンを外しても巧みなアプローチでボギーはなし。8打差の圧勝に「こんなに伸ばせるとは思っていなかった。プロを目指す上で大きな自信になります」と喜んだ。

 出場選手の中でアマチュアの世界ランクはティティクル(10位)に次ぐ15位だが、昨年の日本女子アマ優勝者で12位に終わった吉田が「(安田は)ミスの幅が狭く凄く安定している」と語るように、今大会では抜群の安定性を見せた。

 昨年の世界女子アマチーム選手権の個人で2位、今春のオーガスタ・ナショナル女子アマ選手権では3位と国際舞台で力を発揮する。優勝のご褒美となるエビアン選手権、全英女子は小さい頃からテレビで見た憧れの舞台。「いきなりメジャーで戦えるのは夢のよう。貴重な経験になる」と語った。

 メジャーに加え、今後の最大目標は11月の日本女子プロゴルフ協会の最終プロテストに置く。5月には推薦で国内女子ツアー2試合に出場予定。プロテストに合格した場合には来春のオーガスタ・ナショナル女子アマに出場できなくなるのは悩ましいが「令和は成長の時代にしたい」と目を輝かせた。

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、神戸市出身の18歳。7歳からゴルフを始め、小3から坂田塾。17年日本女子アマ選手権、18年全国高校選手権春季大会優勝。今年4月のオーガスタ・ナショナル女子アマでは3位に入った。ツアー最高位は18年大東建託いい部屋ネット・レディースの3位。好きなクラブはショートアイアン。兵庫・大手前大1年。1メートル63、55キロ。

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