文田は3位 男子グレコ60キロ級、太田との五輪代表争い暗雲

[ 2019年4月29日 05:30 ]

レスリング アジア選手権最終日 ( 2019年4月28日    中国・西安 )

アジア選手権男子グレコ60キロ級 2回戦でまさかの黒星に涙する文田(撮影・中出健太郎)
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 男子グレコローマン5階級が行われ、17年世界王者で60キロ級の文田健一郎(23=ミキハウス)は優勝を逃し、3位にとどまった。2回戦で昨年のアジア大会2位リ・セウン(北朝鮮)に3―5で敗戦。ライバル太田忍(25=ALSOK)との東京五輪代表争いに暗雲が漂った。67キロ級の高橋昭五(24=警視庁)は1回戦で敗れたが、3位決定戦を制して銅メダルを獲得した。

 悔し涙が止まらなかった。文田は2回戦でパッシブ(消極的な戦い方)による失点から2度ローリングされ、アジア大会で太田に敗れているリ・セウン相手にまさかの敗戦。審判が明らかな相手のパッシブを見逃す不運もあったが、「審判に左右される試合をするようでは三流だと思う」と声を絞り出した。

 2週間前から体重が落ちず、得意の投げ技も研究されて組ませてもらえなかった。相手を意識しすぎると映像での研究もしていなかった。世界王者になってからは大学の先輩・太田以外に負けたことがなく、「(太田)忍先輩になら負けても仕方ない部分があった。こんな悔しさは初めてかも」。3位決定戦も不戦勝で笑顔はなく、「待ちのスタイルになっていた。投げを狙うスタイルは変えられないけど、そこまでのつくり方は考え直さないと」と肩を落とした。

 世界選手権(9月、カザフスタン)代表が懸かる6月の全日本選抜では、太田との再戦が必至。「忍先輩に取り切る力があれば世界でも勝てる」。宿命の対決で自信を取り戻すしかない。

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