渡辺一平「めちゃめちゃ危機感がヤバイ」 ロシアのライバルに1秒85差…「強化しないと」

[ 2019年4月29日 21:27 ]

中国・広州から帰国し取材に応じる競泳の渡辺一平
Photo By 共同

 競泳男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平(22=トヨタ自動車)が29日、3位に終わったチャンピオンズ・スイムシリーズ(CS)第1戦(中国)から帰国し、危機感を口にした。

 国際水連が新設した賞金大会で、招待を受けた世界のトップ選手が出場。2分7秒48で優勝した17年世界選手権覇者のチュプコフ(ロシア)とは1秒85の差をつけられ「めちゃめちゃ危機感がヤバイです」と心境を語った。大会前に来日し、渡辺の練習拠点である早大のプールで調整したライバルに対し「10日間見ていたけど7秒4の練習はしていなかった。あの練習であのタイムを出せるのかって…」と驚きを隠せなかった。

 2分7秒02の好記録で制した日本選手権で「今思うとテングっぽくなっていた」と明かし「大幅な自己ベスト(2分6秒67)更新を目標に強化しないと彼に勝てない」と痛感。ゴールデンウィークは強化期間に位置付けており、5月11日からはCS第2戦(ブタペスト)が行われるが「世界選手権(7月)で笑うために、ブタペストは考えずに自分を追い込む時。この危機感を持って強化に臨めることは良かった」と切り替えた。

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2019年4月29日のニュース