史上最年少17歳出場の斉藤が1回戦突破 柔道全日本選手権

[ 2019年4月29日 12:15 ]

柔道全日本選手権 ( 2019年4月29日    日本武道館 )

<全日本柔道選手権>一本勝ちで初戦を突破した斉藤立(左)(撮影・小海途 良幹)
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 世界選手権(8月25日~9月1日、日本武道館)の男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねて体重無差別で行われ、1回戦で史上最年少出場となった17歳の斉藤立(東京・国士舘高)が、加藤大志(27=北海道警察)を大内刈り一本で破り、2回戦進出を決めた。

 3月の東京都選手権で出場権を獲得した斉藤は、試合序盤から1メートル90、155キロの体格を生かして相手に圧力を掛けた。1分10秒、相手に指導が飛んでリードすると、2分39秒、場外際まで追い込み、左の大内刈りで豪快に加藤を畳に転がした。

 斉藤は1984年のロサンゼルス五輪、1988年のソウル五輪の95キロ超級で連続金メダルを獲得した故・斉藤仁氏の次男。仁氏は昭和最後となった1988年大会を制しており、斉藤が平成最後の今大会に優勝すれば、史上初の父子制覇および、史上最年少制覇と記録ずくめの偉業となる。

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2019年4月29日のニュース