伊調、アクシデントも冷静 半日遅れの中国入り メンタルは「凄くいい。あとは体」

[ 2019年4月23日 14:57 ]

半日遅れで西安のホテルに到着した伊調馨(撮影・中出健太郎)
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 レスリングのアジア選手権に出場する女子57キロ級の伊調馨(ALSOK)ら女子代表チームが大会開幕日の23日、予定より半日遅れで試合地の中国・西安に到着した。

 22日午後に東京発の航空機で経由地の上海に到着したが、西安行きの便が濃霧のため欠航となり、上海で急きょ一泊するハプニング。23日朝も霧で出発が危ぶまれたが、何とか上海を出発して西安のホテルに到着した。

 五輪4連覇など国際大会の経験が豊富な伊調にしても“足止め”は初めての経験だったが、「しょうがないなと。自分の中ではこういうことはありえなくはないと思っているので、悪いふうにはとらえていない」と冷静そのもの。それでもリラックスはできなかったようで「ずっと空港にいたり、飛ぶか飛ばないかで待ってたり、そこは早く判断してほしかったなと思っていた」と話した。
 試合についてはまだイメージはしていないとしたが、「どんな環境なのか。どれだけ暑いのかとか、練習環境だったり、試合会場までどのくらいとか、ご飯はおいしいのかとか」を考えていたという。予定が半日ずれたことで調整時間が減ったため、「体重の面も不安はあるけど、まずはしっかりマットに慣れることだったり、体の動きの確認だったり、そういうことをメーンに、きょう一日を過ごせたらいいなと思います」と語った。

 2016年リオデジャネイロ五輪以来、2年8カ月ぶりの国際大会だが、気持ちの高ぶりについては「高ぶったり、静まったりの繰り返し。試合のビデオを見たら高ぶるし、ご飯を食べている時は静まってますし、練習場に行ったら確認事項がいっぱいあるので、高まっていくと思います。気持ちの面では凄くいい状態だと思います。あとは体をしっかりつくっていくことがどんな試合になるかのカギになってくると思うので、コンディションづくりにまずは全力で取り組みたい」と語った。

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2019年4月23日のニュース