小平、女王奪回!500メートル1位&1000メートル3位で逃げ切り 美帆と日本勢初ワンツー

[ 2019年2月25日 05:30 ]

スピードスケート世界スプリント選手権最終日 ( 2019年2月24日    オランダ・フェーレンフェイン )

総合優勝を決め、日の丸を持ち喜ぶ小平(AP)
Photo By AP

 小平奈緒(32=相沢病院)が2年ぶり2度目の総合優勝を達成した。大会は2日間で500メートルと1000メートルを2度ずつ滑走。初日総合トップに立った小平は、最終日の500メートル1位、1000メートルは3位に入って逃げ切った。約2週間前に500メートルの連勝が37で止まったが、改めて底力を示した。1500メートルを得意とする高木美帆(24=日体大助手)は総合2位を守り抜き、日本勢が初のワン・ツー・フィニッシュを決めた。

 2年以上負け知らずだった女子500メートルで38連勝を逃した2週前の世界距離別選手権。小平は「この結果が自分を成長させてくれる」と語り、久しぶりの敗北感と向き合った。その言葉は間違っていなかった。2年ぶりにつかんだ総合優勝の価値は、短期間で立て直した精神力にある。円熟期を迎えた五輪女王の強さが際立った。

 「冷静に何が悪かったのかを振り返る自分と、仕方ないって楽観的に思う部分と、2つをうまく整理できた」という。第1日、注目の500メートルは37秒27のトップ。力みなく、小平の連勝を止めた強敵ヘルツォーク(オーストリア)に0秒04差で競り勝った。メダルに届かなかったソチ冬季五輪後、武者修行を積んだオランダで初心に戻れた。

 昨年は最後の1000メートルを体調不良で棄権し、2連覇を逃した。今季も連戦の疲れはあり、結城コーチは「筋肉の状態が100%じゃない。あまり体調は良くない」と話していた。そんな困難も「強くなる過程」と小平。最終日の500メートルは37秒41とタイムは落としたものの、貫禄のトップ。1000メートルも同走の高木美を追って3位でフィニッシュし「スプリンター世界一」のタイトルを奪回した。五輪女王はこれからも、理想を求めて滑り続ける。

続きを表示

この記事のフォト

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2019年2月25日のニュース