北勝富士 埼玉出身60年ぶり新三役「阿炎、大栄翔に先越されるかと…」

[ 2019年2月25日 21:31 ]

新小結の北勝富士は春場所宿舎前で力を込める
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 新小結の北勝富士(26=八角部屋)が25日、大阪・羽曳野市の宿舎で会見した。過去には2度あった前頭筆頭で負け越し。西前頭3枚目で11勝を挙げながら三役に昇進できなかったこともあった。西前頭2枚目だった先場所で9勝を上げ、ついに壁を突破した。

 「小結になって少しの安心感がある。だから前頭上位のときより気持ちが楽。そこは楽しみ」と、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)をにらんだ。

 埼玉県出身では若秩父以来、60年ぶりの新三役。「(埼玉県出身で年下の)阿炎、大栄翔に先を越されるかと、不安だった。年上の威厳を示せた」と笑みも浮かべた。

 自身と同じく学生相撲出身の御嶽海と、埼玉栄高の後輩の貴景勝が、昨年初優勝を果たしたことが刺激になっている。北勝富士も賜杯を「夢じゃなくなってきている。優勝を目指す気持ちをもってやりたい」と、現実的な目標ととらえた。

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