紀平ツヨカワ!国際大会6戦全勝「私の今できる最高かな」SP今季自己ワーストからまたまたまた逆転!

[ 2019年2月25日 05:30 ]

フィギュアスケート チャレンジ・カップ第3日 ( 2019年2月23日    オランダ・ハーグ )

女子で優勝し声援に応える紀平梨花(先頭)。左端は3位の樋口
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 女子フリーが行われ、紀平梨花(16=関大KFSC)が23日のショートプログラム(SP)2位からフリー1位の141・90点を出して合計208・34点で逆転優勝した。シニアデビューの今季の国際大会は6戦全勝、4度目の逆転勝利となった。23日の男子で山本草太(19=中京大)がSPに続いてフリーでもトップの171・63点をマークして合計253・87点で優勝し、鍵山優真(15=神奈川FSC)が合計218・02点で2位だった。

 勝利を確信した演技後のガッツポーズだった。今季はこれまで出場してきた7大会で一度もトップを譲ったことがなく、自信を持つフリー「ビューティフル・ストーム」を好演。続く最終滑走、SP首位のグレンは伸びない。SP2位からの逆転優勝を果たし「私の今できる最高かなというくらいの演技だった」と誇った。

 この日午前に行われた屋外リンクでの公式練習では「寒さで体が動かなかった」と得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ばずに調整した。ぶっつけ本番となったが、持ち前の強心臓で冒頭の3回転半を鮮やかに決めると、その後も3回転ルッツからの連続ジャンプなど大きなミスなくまとめ上げた。

 優勝した今月の四大陸選手権(米国)前に左手薬指を亜脱臼。特別な装具を作ってからオランダに入った。前日23日のSPはトリプルアクセルが2回転半になるなど、3つも大きなミスをした。66・44点は今季のSPワースト得点だった。まさかの2位発進をしたが、一晩で立て直せるのが強みだ。

 15日の関大での公開練習では「昔から試合を楽しめない人なので、“ああ、試合だ。嫌だな”ってなるけど、いろんな方が見にきてくれているのでその期待に応えたいし、(自分でも)いい成績を取りたいって思える」と今季の心境を口にした。16歳にして周囲に対する責任感、自分の成績へのプライドをにじませた。この強い気持ちが、シニアデビューシーズンでの活躍を支える。浜田美栄コーチも「運動センスがある子。気持ちとやっとマッチしてきた」と心の成長を認めている。

 世界選手権(3月20〜24日、さいたまスーパーアリーナ)前の最後の実戦で、また得意の逆転劇を完成させた。今季の国際大会はこれで6戦全勝。今大会を含めて、そのうち4回が逆転勝ちだ。来月に控える今季の大一番へ弾みをつけた。

 ▼3位樋口新葉 今シーズン最後の演技を終えてホッとしている。あんまり完璧ではない状態で試合に臨んだが、思っていたよりも悲惨にならなくて良かった。(SP4位から順位上げる)

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