紀平梨花フリーへアクセル8発、史上最大の逆転戴冠目指す

[ 2018年12月23日 11:12 ]

<全日本フィギュアスケート選手権第3日>フリーに向けて練習する紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート全日本選手権の女子フリーを23日午後に控え、SP5位から逆転優勝を狙う紀平梨花(関大KFSC)が午前の練習で最終調整した。

 SPでは代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒して出遅れた。公式練習では20日に6回、21日に8回、22日は11回大技に成功。午後に決戦を控えたこの日はフリー曲を流しての滑走でトリプルアクセル―3回転トーループ、トリプルアクセルと完璧に決めたほか、ジャンプを入念にチェック。練習後半はミスが増えたが、大技は計8回クリーンに着氷した。

 SP首位の宮原との差は8・01点。全日本の女子では2・82点差が最大の逆転劇だが、紀平は11月のNHK杯でSP首位のトゥクタミシェワ(ロシア)と6・58点差の5位から、フリーでトリプルアクセルを2度決めて逆転。他の選手にない大技を持つ16歳なら、十分に射程圏だ。

 紀平は24選手中20番目(午後8時31分)に登場。圧巻の演技で、22番滑走でSP3位の三原舞依(シスメックス)、23番滑走で同1位の宮原知子(関大)、最終24番滑走のSP2位・坂本花織(シスメックス)にプレッシャーをかける。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月23日のニュース