急きょアンカー務めた仙台育英・武田、トラック勝負に敗れ号泣「2連覇できなくて申し訳ない」

[ 2018年12月23日 16:32 ]

男子第69回、女子第30回全国高校駅伝 ( 2018年12月23日    京都・西京極陸上競技場発着点 )

<高校駅伝 女子>2位でゴールする長野東・小林(左)と3位の仙台育英・武田(撮影・成瀬 徹)     
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 女子は激しい2位争いがトラックで繰り広げられた。

 連覇を狙った仙台育英は、トップでアンカーの武田千捺(3年)にたすきを渡した。武田は途中で、優勝した神村学園のケニア人留学生、カマウ・タビタにかわされて2位に後退。トラックでは最後の直線で猛烈に追い上げた長野東の小林成美(3年)に抜かれ3位でゴール。「ごめんなさい。自分のせいで順位を下げた。2連覇できなくて、みんなに申し訳ないです」と泣き崩れた。

 ラストの5区に起用予定だった小海が直前に故障し、急きょアンカーとなった武田。「いつもと気持ちが違った。追い越されて、焦った。気持ちが弱かった。キャプテンとして後輩にいいレースを見せられなかった」と悔やんだ。

 うなだれる主将を、釜石監督は「いろいろと背負わせすぎた」とねぎらった。指揮官は「各区間で力は出せた。メンバーを交代しても、底力を見せることができた」と、選手たちを称えた。

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2018年12月23日のニュース