明大 残り30秒で決勝PG「明治のプライドが出ていた」

[ 2018年12月23日 05:30 ]

ラグビー第55回全国大学選手権準々決勝   明大18―15東海大 ( 2018年12月22日    金鳥スタ )

前半、突進してトライを決める明大・安(左から2人目)(撮影・坂田 高浩)
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 明大FWの粘り強さが4強を引き寄せた。外国人選手を擁し平均体重で1キロ上回る東海大に対し、アタックでは当たり負けせず根気よくボールをキープ。ディフェンスも相手のお家芸であるモールを後半途中まで思うように組ませなかった。

 後半32分に15―15の同点に追いつかれるとキックオフを敵陣深く蹴り込み、徹底的にFW勝負。ゴール前で反則を誘い、残り30秒でFB山沢(2年)が決勝PGを決めた。フランカー井上(4年)は「FWが1対1で勝っていた。明治のプライドが出ていた」と話した。

 準決勝は対抗戦で敗れ、優勝を阻止された早大との再戦。SH福田主将(4年)は「リベンジするには最高の環境が整った。明治に入ったからにはアカクロ(早大)を倒さないと」と意気込んだ。

 <東海大>リーグ戦グループ王者が5大会ぶりに4強を逃した。ノックオンなどミスが多く、持ち味のモール攻撃も明大に対策されて後半の2トライで追いつくのがやっと。木村季由監督は「もっとプレーさせてあげたかった」と無念そう。来季、神戸製鋼とスーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)に加入するCTBモエアキオラ主将は「攻守に我慢して自分たちのやりたいラグビーはできた」と話した。

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2018年12月23日のニュース