愛 絶好位キープ、連続賞金女王諦めん「そろそろ自分の順番」

[ 2018年10月20日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第2日 ( 2018年10月19日    兵庫県 マスターズGC=6528ヤード、パー72 )

マスターズGCレディース第2日 12番、チップインイーグルを決めた鈴木愛(中央)は吉田弓美子とハイタッチ(撮影・沢田 明徳)
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 昨年の賞金女王、鈴木愛(24=セールスフォース)が今季5勝目へ絶好の位置をキープした。12番ではイーグルを奪うなど、1イーグル、4バーディー、3ボギー。2日連続の69で首位から4打差の5位に浮上した。手首の故障も癒え、復調をアピール。平均ストローク1位の貫禄を示した。

 4戦ぶりに5位以内で決勝ラウンドに進んだというのに、鈴木は3つのボギーを悔やんだ。「いずれもパーが取れたのに、アプローチが良くなかった」。2番はカラーからの第3打が5メートルもオーバー。17番はバンカー手前のアドレスが取りにくいライからの第2打が3メートルオーバーした。それでも「後半取り戻せたので、良くはなっているかな」と復調への手応えを口にした。

 随所にらしさは披露した。4番パー3は8メートルを沈め、この日の初バーディー。12番パー5では残り62ヤードの第3打がピン奥5メートル地点に落下し、バックスピンがかかってカップに吸い込まれイーグルを奪った。夏場から手首のケガなどに悩まされてきたが、2日連続で69。現在、平均ストロークは唯一、60台の69・9609と抜群の安定感を誇る。最近は数字に感心を示していなかったというが、「結果として一日2アンダーにいかないと賞金女王にはなれない」と話す。

 現在賞金ランクは3位。同2位の申ジエには2打差をつけ、トップを走るアン・ソンジュは3打差で追う展開で予選ラウンドを終えた。この大会で優勝すれば3240万円を上積みし、一気に賞金ランクで首位に浮上。そのお膳立ては整った。「そろそろ自分の順番かなと思っている。あと2日間伸ばすところは伸ばして、しっかりパーセーブするところはしたい」。昨季もTOTOジャパンクラシックでトップに躍り出て、初の賞金女王に輝いた。高額賞金大会の重みを感じている女王が、ギアをトップに入れた。

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