大坂なおみ　世界中で知名度急上昇「面白い」　それでも肩肘張らず自然体で

公式会見に出席した大坂なおみ
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　２１日にシンガポールで開幕するＷＴＡファイナルに出場する大坂なおみ（２１＝日清食品）が２０日、公式会見に出席した。前日には大規模な前夜祭に出席。「レッドカーペットを歩くなんて慣れてないから緊張した。テニスコートに出て行く方がよっぽど気が楽」と振り返った。

　全米オープンでの４大大会初制覇後は世界中で知名度も急上昇。「以前は日本だけだったけど、今はここシンガポールやアジアでも、空港だったり色々なところで気づかれたりする。ちょっと面白いし、ありがたいことでもある」。周囲の環境の変化については「次から次へと大会が続いていてまだ考える余裕がない。ゆっくり考えるのはシーズンが終わってからかな」というのが正直なところ。ただし「自分自身は変えられないし、変えようと思ったこともない」と肩肘張らずに自然体でいることは決めているようだ。

　２２日の１次リーグ初戦では、昨年の全米オープンを制したスローン・スティーブンス（２５＝米国）と新旧全米女王対決に臨む。「前夜祭やフォトセッションでも凄くよくしてくれた。２人とも初出場だけど、いい試合になると思う」と語った。年間成績上位選手８人による特別な大会。「もちろんいいプレーはしたい。でも自分に期待を懸けすぎて負担を感じたくもない。ここにいるのは世界のベストプレーヤーたち。全ての試合に勝とうなんて思っちゃいけない」とここでも自然体を貫いて開幕を迎える。