川合美乃里 全体トップスコアで3回戦へ「いい波に乗れた」

[ 2018年10月20日 17:34 ]

スポニチ後援 サーフィン ホワイトバッファローウィメンズ日向プロQS3000第2日 ( 2018年10月20日    宮崎県日向市・お倉ケ浜海岸 )

3回戦進出を決める川合美乃里(撮影・会津 智海)
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 2回戦が行われ、7組で川合美乃里(17)が14・10点(7・67、6・43)のハイスコアを叩き出し、同組首位であす21日の3回戦進出を決めた。

 気まぐれな日向灘の波を見事に乗りこなした。当初は8時に競技開始予定だったが、波の状態が悪く、結局始まったのは11時。7組の川合はさらに待たされたが、その影響はどこ吹く風だった。ライバルのオーストラリア選手が早い段階で7・73点をマーク。そんな状況でもじっくりといい波を待ち、4本目で7・67点、5本目で6・43点を叩き出して逆転。波の状況が違うとは言え、2回戦全8組で唯一の14点台に乗せ「自分を信じて(波を)待った。いい波に乗れた」と白い歯を見せた。

 同組の外国勢2人は、いずれもプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の予選シリーズ(QS)で自身よりもランキング上位。体格もパワーも上のライバルに対し、「彼女たちよりもいい波に乗らないと負ける」と覚悟した。そこで取った作戦は、朝方の練習で「いい波が来ていた」と感じた競技エリアの南寄りでの待機。外国勢2人は離れた場所で待機したために「離れてしまって不安になった」と気持ちは揺らいだが、最後まで自分を信じ切り、しっかりスコアをメークした。

 この日は2回戦のみで打ち切られたため、21日は決勝まで勝ち進めば4ヒートを戦うことになる。スタミナ勝負にもなるが「調子がいいので楽しみ」と川合。昨年の一宮千葉オープン以来となる、QS3000制覇へ視界は開けた。

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