あづま球場の改修検討へ 東京五輪野球会場は横浜と福島で 3月決定目指す

[ 2017年2月3日 21:31 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の布村幸彦副事務総長は3日、五輪追加種目の野球・ソフトボールの一部試合を福島県で開催する計画に関し、球場選定で有力視される県営あづま球場(福島市)を改修して対応する可能性を明らかにした。「県としても改修を検討する余地がある」と述べた。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と交渉した上で、3月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会での決定を目指す。

 WBSCは主会場の横浜スタジアムに加えて首都圏に複数会場を確保する必要性を示しているが、布村副事務総長は「横浜が主たる会場で福島が1会場という線でお願いしていこうと思う」と今後の見通しを示した。

 福島の球場選定を巡って、昨年11月にあづま球場を視察したWBSCは設備面が不十分と指摘し、球場の内野の芝生化や施設改修を求めた。大会方式なども含めて組織委と意見が食い違い、交渉が長期化している。

 会場は開成山球場(郡山市)といわきグリーンスタジアム(いわき市)も候補に挙がっている。

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2017年2月3日のニュース