一平 日本選手権で世界記録更新へ“前哨戦”では200平欠場

[ 2017年2月3日 05:30 ]

フォトセッションでチアリーダーに囲まれワセダベアとポーズをとる早大・渡辺
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 競泳の男子200メートル平泳ぎで世界記録をマークした早大2年の渡辺一平(19)は2日、東京都新宿区の早稲田キャンパスで鎌田薫総長らへの報告会に参加した。4月の日本選手権(13〜16日 名古屋市)での世界記録更新へ向けた調整プランが完成。2月の“前哨戦”コナミオープン(18、19日 辰巳)では200メートル平泳ぎには出場せず、爆発力を蓄えることを決めた。

 早大では学生が快挙を達成した時などに報告会が開かれるが、4カ月前の総長報告会とは今回はまるで立場が変わっていた。渡辺は8月のリオ五輪後は早大の先輩の銅メダリスト瀬戸大也と銀メダリスト坂井聖人と一緒に参加し、1人だけメダルなし(6位)で寂しい思いを味わった。だが、先月29日の東京都選手権で2分6秒67の世界新記録を出した今回は主人公だ。「いつも先輩たちがいるのに、今日は1人で緊張した」とはにかみながらも「リオで悔しい思いをして、日々練習を積んだ成果を出せた」と胸を張って報告した。鎌田総長も「わずか4カ月で人類未到の2分6秒台は素晴らしい」と褒め称えた。

 次に照準を合わせるのは7月の世界選手権(ブダペスト)の選考会も兼ねた4月の日本選手権。今月のコナミオープンはその前哨戦になる。渡辺はこの日、世界記録を出した前日にハンバーグ、焼き魚を2人前食べ「脂っぽいものを食べ過ぎて、おなかを壊してました。なめていると思われるので、言えなかった」と告白。そんな悪コンディションでも記録を出せるほど調子はいいだけに、コナミオープンでも記録更新が期待されるが、「200メートルは出ません」と“本職”は封印。その意図を「ためる。その分、強度の高い種目(200メートル自由形)に出る」と説明した。エントリーするのは100メートル平泳ぎと自由形2種目(100メートル、200メートル)。4月の200メートル平泳ぎで爆発的な力を発揮するため、メンタル的にもエネルギーをためる作戦だ。

 リオ五輪では準決勝で2分7秒22の五輪記録を出したが、決勝ではタイムを落とした。苦い経験を糧に成長する19歳は「リオでは2分7秒台という目標を準決勝で達成して、決勝で目標を立て直せなかった。今は2分6秒台前半という目標を持っている。まだまだ満足してません」と貪欲だった。

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