大輝が新十両へ、元学生横綱 初土俵から所要8場所 花道で涙

[ 2016年5月22日 15:44 ]

大相撲夏場所千秋楽

(5月22日 両国国技館)
 元学生横綱で西幕下筆頭の大輝(八角部屋)が勝ち越しを決め、初土俵から所要8場所で来場所の新十両を確実にした。花道で涙を流し「今場所はきつかった。終わって全部こみ上げてきた」と目頭を押さえた。

 埼玉栄高の先輩で、小結経験者の十両常幸龍を一気に押し出した。幕内御嶽海や十両宇良とは同い年。「取り残された感じがしていたが、やっと同じ舞台に立てる」と気持ちを高ぶらせた。

 東幕下5枚目で近大出身の浜口(木瀬部屋)も勝ち越し、新十両昇進が有力。3年前の左膝の大けがから地道に番付を上げ「けがする前より強くなろうとやってきた。少しでも上に上がれれば」と吉報を心待ちにした。

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