史上初の金ゼロは避けたいが…柔道男子 上川は唯一の「オッズなし」

[ 2012年8月3日 07:58 ]

男子100キロ級で一本負けを喫し、涙を流す穴井隆将

ロンドン五輪柔道

 日本のお家芸が史上最大のピンチを迎えた。柔道男子100キロ級で穴井隆将(27=天理大職)が2回戦敗退。6日間を終了し、金メダルがゼロという非常事態に陥った。

 「最終日の上川には結果を考えず、思い切って戦ってほしい」と篠原監督はエールを送ったが、金メダル0となれば史上初の屈辱だ。

 88年ソウルでは最終日に斉藤仁・現選手強化副委員長が勝ち、ピンチを救った。だが、斉藤は84年ロサンゼルスの金メダリスト。英国のオッズメーカーでは男子7階級で唯一、上川だけが「オッズなし」では、いかにも荷が重い。ニッポン柔道は、最大の危機を迎えている。

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2012年8月3日のニュース