柔道男子 金ゼロに日本選手団団長「何で自分に自信を持ってやれないのか」

[ 2012年8月3日 07:55 ]

男子100キロ級で一本負けを喫し、涙を流す穴井隆将

ロンドン五輪柔道

 日本のお家芸が史上最大のピンチを迎えた。柔道男子100キロ級で穴井隆将(27=天理大職)が2回戦敗退。6日間を終了し、金メダルがゼロという非常事態に陥った。

 08年北京五輪で金メダル2個は確保したが、新体制1年目の09年世界選手権は史上初の金メダル0。選手の世代交代の遅れなどが指摘されてきた。

 翌年から各階級の代表が2人となると、若手が台頭。10年世界選手権では無差別級も合わせ4階級を制した。

 五輪の代表は1人ずつ。全日本柔道連盟会長の上村春樹・日本選手団団長は「柔道の不振が日本選手団に影を落としているのは間違いない。(金メダルは)柔道で最低でも6個は欲しかった。何でもっと自分に自信を持ってやれないのか」と苦々しい表情を見せた。

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2012年8月3日のニュース