武田、浦組メダル夢散「大きなミスで失速した」

[ 2012年8月3日 06:00 ]

男子軽量級ダブルスカル準決勝に出場した武田(左)、浦組

ロンドン五輪ボート

 男子軽量級ダブルスカルの武田、浦組は横風に対応できず、粗さの目立ったレース運びでメダルが夢と消えた。準決勝1組で6艇中6着の最下位。5度目の五輪となる38歳の武田は「艇を真っすぐこげなかった。ここまで来たらミスをした方が負ける」と悔やんだ。

 積極的に仕掛けた。500メートルはトップと約2秒差。だがそこから艇が曲がり始めて修正に苦しんだ。

 代表選考をめぐり日本スポーツ仲裁機構への申し立てを経て、再レースで決めた舞台。ベテランコンビは「メダル獲得でこれまでの騒動に終止符を打ちたい」と集大成の五輪に挑んだが、専属コーチも不在の厳しい状況を打開できなかった。

 4日の7~12位決定戦に全てを懸ける。浦は「とにかく最高レースで今度こそ一番前でゴールしたいです」と雪辱を期し、武田は「一つでも上の順位で入賞を目指したい」と奮起を誓った。

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2012年8月3日のニュース