高校生・萩野、２００個メは５位「本当にすごい夏休みでした」

ロンドン五輪競泳

　男子２００メートル個人メドレー決勝が行われ、萩野公介（御幸ケ原ＳＳ）は１分５７秒３５で５位。高桑健（自衛隊）は１分５８秒５３の６位で、ともにメダル獲得はならなかった。

　王者が圧巻の泳ぎだった。４００メートルではその王者・フェルプスに勝った萩野だったが、このレースでは全く歯が立たなかった。結果は１位から３秒遅れの５位。「（１位の）フェルプスも（２位の）ロクテも、レース前から凄い雰囲気だった。僕も将来あういう選手になれるように頑張ります」と目標を定めた。

　レース後には「すごく楽しかったです！」と目を輝かせた高校生スイマー。準決勝で更新した自己ベストを、決勝の大舞台でさらに更新。「日本新も狙ってたんですけどあと０秒１４だった。悔しい。これからもっと練習したい」とどこまでも貪欲な姿勢は変わらず。最後に「本当にすごい夏休みでした！」と話し、笑顔でプールを後にした。

　また、日本記録保持者で北京五輪５位の高桑は６位に終わったが、「自分なりに精一杯できた」と表情は晴れやかっただった。