92年ぶり4強ならず…錦織、準々決勝でデルポトロに敗れる

[ 2012年8月3日 01:18 ]

男子シングルス準々決勝 リターンが外れ、天を仰ぐ錦織圭

ロンドン五輪テニス

 男子シングルス準々決勝で、錦織圭(日清食品)が世界ランク9位のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に4―6、6―6で迎えたタイブレークを4―7で落とし敗れた。熊谷一弥が銀メダルを獲得した1920年アントワープ大会以来、日本男子として92年ぶりの4強入りを逃した。

 デルポトロには7月のウィンブルドン選手権3回戦で完敗し通算でも3戦全敗。過去3戦で1セットも取ったことのない相性が悪い相手に第1セットは2ゲームブレークしたものの、自身のサービスゲームをなかなかキープできず4-6で落とす。第2セットは序盤に3ゲーム連取されたところから巻き返し6―6まで挽回したが、タイブレークを4―7で落とした。
 「最後のタイブレークは悔しい。第2セットを取っていれば流れは変わっていた」と錦織。

 1回戦はバーナード・トミック(オーストラリア)を2―0、2回戦ではニコライ・ダビデンコ(ロシア)を2―1、3回戦も世界ランク5位のダビド・フェレール(スペイン)を2―1で破り、準々決勝へ進出。同種目での8強入りは1924年パリ五輪の原田武一以来88年ぶり。「(ベスト8は)うれしい気持ちもあり、大きな意味がある。4年後はもっと強くなってメダルを取れればいい」と前を向いた。

続きを表示

2012年8月3日のニュース