フェデラー、全仏の“前哨戦”でナダル倒す

[ 2009年5月18日 16:55 ]

 テニスのマドリード・オープン男子シングルス決勝で17日、ロジャー・フェデラー(スイス)がラファエル・ナダル(スペイン)に6―4、6―4で競り勝った。世界ランキング1位のライバルから2007年11月以来の勝利を奪ったフェデラーは「とても満足している」と、AP通信に語った。

 ここ数年、しのぎを削ってきた両者だが、フェデラーは昨年の全仏オープン、ウィンブルドン選手権、ことしの全豪オープンといずれも決勝でナダルに苦杯を喫している。特に全豪決勝の後には表彰式で涙を浮かべ、悔しがった。
 今季ツアー初優勝だが、とりわけクレーコートでの勝利に価値がある。ナダルは全仏オープンで4連覇を果たすなどクレーで圧倒的な強さを誇る。そのクレーでのライバルの連勝を33でストップさせ「きょうはすべての決断が正しかった。結果的に完ぺきなゲームができた」とフェデラーは満足そうに振り返った。
 24日から始まる全仏で、ナダルの5連覇を阻止できるか。フェデラーは「彼がこれでダメージを受けたとは思わない。パリではまた盤石な状態でくるだろう」と警戒心を緩めることはなかった。(共同)

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2009年5月18日のニュース