事故の影響なし!ボルト、150メートル史上最速

[ 2009年5月18日 09:25 ]

英国・マンチェスターでの陸上競技会150メートルで、史上最速の14秒35をマークしたウサイン・ボルト

 路上に特設した直線の百五十メートルコースを走る陸上競技会が17日、英国のマンチェスターで行われ、男子百、二百メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が史上最速となる14秒35をマークした。

 百五十メートルは五輪、世界選手権などで実施される正式種目ではないが、1994年にリンフォード・クリスティ(英国)が14秒97を記録。手動計時ではピエトロ・メンネーア(イタリア)が83年に14秒8をマークし、二百メートルの通過タイムでタイソン・ゲイ(米国)が07年に14秒75を記録している。
 ボルトにまた新しい勲章が加わった。正式種目ではない百五十メートルながら14秒35の史上最速をマーク。「今季最初の大きなレースだった。まだベストの状態ではないが、近づいている」と雨上がりの街路で笑みを浮かべた。
 4月末に自動車事故を起こし愛車を大破させたが、同走選手に大差を付ける快勝で不安を打ち消した。前日は応援するサッカーのマンチェスター・ユナイテッドのプレミアリーグ3連覇達成の試合を観戦。今夏の世界選手権(ベルリン)での百、二百メートル世界記録更新にも「体調が万全なら何だって可能さ」とご機嫌だった。(共同)

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2009年5月18日のニュース