46歳・山本先生「メダル欲しい」世界切符

[ 2009年5月18日 06:00 ]

 アーチェリーの世界選手権最終選考会最終日は17日、静岡県掛川市で行われた。男子でアテネ五輪銀メダルの46歳、山本博(日体大教)が吉永弘幸(近大)、菊地栄樹(デオデオ)と上位3人に残り、世界選手権(9月、韓国)代表に選ばれた。女子は松永安紗子(近大)、蟹江美貴(近大)、松下紗耶未(ミキハウス)が選出。男子の古川高晴(近大職)ら北京五輪代表の男女4人はいずれも代表から漏れた。

 山本が会心のプレーで世界選手権への切符を手にした。4人で争った最終の6試合目、北京五輪代表の古川と競る展開で最後に10点満点を射止めた。「全く周りのスコアを見ていませんから。驚くほど集中できた」と話した。前日は周囲の誘いを断り、宿舎の自室で夕食を取って休養。銀メダルに輝いたアテネ五輪の感覚が戻ってきたという46歳は「団体のメダルが何より欲しい」と、まだ手にしていないチーム戦の勲章を目標に掲げた。

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2009年5月18日のニュース