右膝負傷の田中碧「調子いい」復帰に意欲　まずは17日のカナダ戦で「違いをつくる」

ランニングをする田中（撮影・小海途　良幹）
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　10月29日のキール戦で右膝を負傷した日本代表のMF田中碧（24＝デュッセルドルフ）は「調子はいい。全然問題ないです。ずっとチームでも走っていた。連戦だったのでチームと話して無理しなかった」と復帰に意欲を見せた。

　現在、森保ジャパンの懸案の一つは、田中の主戦場でもあるボランチだ。大黒柱の遠藤が8日のヘルタ戦で相手選手と交錯し、脳振とうで回復は不透明。1次リーグ初戦となる23日のドイツ戦でぶっつけ本番となる可能性もある。

　4―2―3―1に布陣を変えた9月の欧州遠征で定位置を失った田中にとって、W杯前最後の試合となる17日のカナダ戦の活躍が必須となる。「練習でもカナダ戦でもW杯でも、与えられた時に自分の持ってるものを出して違いをつくれれば、出場時間が増えるかもしれない」。アジア最終予選のように再びチームの救世主になる覚悟を示した。