横浜・元日本代表FW仲川輝人　FC東京に完全移籍　19年得点王＆MVPの“顔”今季V奪回に貢献

横浜・仲川
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　横浜の元日本代表FW仲川輝人（30）がFC東京に完全移籍することが14日までに分かった。複数の関係者によれば、FC東京は今季限りで契約が切れる俊足ドリブラーを高く評価し、いち早くオファー。横浜への愛着が強かった仲川も悩んだ末、その強いラブコールに応える形で、条件面で横浜を大幅に上回ったFC東京への移籍を決断したという。

　身長1メートル60と小柄ながら抜群のスピードを誇る仲川は、リーグ優勝した19年に得点王に輝くとともにMVPを獲得。日本代表入りも果たすなど一躍、スターの仲間入りを果たした。近年はケガに泣かされたが、今季は見事に復活し、リーグ戦31試合7得点。チームの3年ぶり王座奪回に貢献した。

　18年からはクラブのメインスポンサーである日産自動車にかけ、背番号を23に変更。名門クラブの顔として君臨していたが、来季からは首都クラブで新たな戦いに挑むことになる。

　◇仲川　輝人（なかがわ・てるひと）1992年（平4）7月27日生まれ、川崎市出身の30歳。川崎Fの下部組織出身で、トップ昇格できずに専大進学。15年に横浜入りし、16年にJ2町田、17年に福岡（当時J2）に期限付き移籍。18年に復帰し、リーグ優勝した19年はMVPと得点王の2冠に輝いた。19年12月のE―1選手権で日本代表初招集。国際Aマッチは2試合得点なし。1メートル60、57キロ。利き足は右。