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引退会見の中村俊輔 サッカーは「生きがい。すべて。それに尽きる」海外挑戦も振り返る

[ 2022年11月10日 15:54 ]

<中村俊輔引退会見>引退会見する中村俊輔(撮影・白鳥 佳樹)
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 今季限りでの現役引退を発表したJ2横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)が10日、引退会見を行い26年間のプロ生活に別れを告げた。

 俊輔は桐光学園(神奈川)で出場した全国高校サッカー選手権で脚光を浴び、97年に横浜M入り。22歳で史上最年少MVPに輝くなど、一気にスターへの階段を駆け上がった。セリエAのレジーナを経て加入したセルティックでは、数々のスーパープレーで多くのタイトルを獲得。06~07年シーズンの欧州CLでマンチェスターU相手に決めたFK2発は、今も語り草となっている。

 日本だけでなく世界でも活躍した俊輔はターニングポイントを問われ「イタリアに行った時と、マリノスを出た時ですね」と2002年と2017年をあげ「イタリアに行くときはやっぱり、日本出なきゃと焦るくらいだったので、当時は世界最高峰だったセリエAに行くのを焦るぐらいだったので、やっぱり本場のサッカーに飛び込んだのは良かったと思いますね。扉をようやく開けれた。やっとこの舞台でやれるってので、すごい光が見えた感じですね」と海外挑戦は自身のサッカーキャリアで大きな転換期になったとした。

 その上で海外での経験は「俺はこういうプレーヤーだっていうだけでなく、こういうことをしたらこうなのかなって、あえて悪い方を通ったり、結果として自分の良い結果が出なくてもこれからの選手、チームメート、指導者としての引き出し、財産がいっぱいある。悔いはない。良かったなって」と振り返り「これから、指導者として伝えていければなっていうのはいっぱいありますね」とした。

 そして、自身にとってサッカーとは何か尋ねられた俊輔は「生きがいですね。すべてです。それに尽きると思います」ときっぱりと答えた。

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2022年11月10日のニュース