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日本代表も要注意!ドイツ代表 ファン待望の17歳“神童”をW杯メンバーにサプライズ招集

[ 2022年11月10日 20:27 ]

Bミュンヘン戦でゴールを決め、雄叫びを上げるドルトムントFWムココ(中央)(AP)
Photo By AP

 ドイツサッカー協会(DFB)は10日、ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨むドイツ代表メンバー26人を発表。A代表未招集だったドイツ1部ドルトムント所属のFWユスファ・ムココ(17)を“サプライズ招集”した。ドイツは1次リーグの初戦で日本と対戦する。

 18大会連続20回目の出場となるドイツ代表は、2日にエースFWウェルナー(26=ライプチヒ)が左足首の負傷により無念の欠場。FWヌメチャ(23=ボルフスブルク)も8日に負傷し大会参加を断念するなど、メンバー発表直前で攻撃陣がアクシデントに襲われた。

 このピンチに白羽の矢が立ったのが17歳の“神童”だった。カメルーン出身のムココはドルトムントユースから弱冠16歳でトップチームデビュー飾り、ドイツ1部リーグ最年少出場新記録(16歳1日)を樹立。その年のウニオン・ベルリン戦ではドイツ1部史上最年少得点(16歳28日)も記録。“神童”として注目を集め、飛び級招集されたU―21ドイツ代表ではU―21欧州選手権予選で6得点1アシストと活躍。W杯本大会へ向けA代表招集を望むファンの声が多く上がっていた。

 プロ1シーズン目はリーグ戦14試合で3得点。2シーズン目はリーグ戦16試合に出場し2得点だったが、3シーズン目の今季はここまでリーグ戦13試合で6ゴール3アシストと大きく飛躍。シーズンはまだ半分以上を残しており、初の2桁得点も狙える勢いだ。

 さらに得意の左足から放たれる圧巻のゴールも多く、先月のBミュンヘン戦では3トップの中央で先発出場し、GKノイアーが守るゴールを破って見せた。W杯1次リーグ初戦(23日)で対戦する日本代表にとっては“危険な存在”となりそうだ。

<ドイツ代表メンバー>
【GK】ノイアー(Bミュンヘン)、テアステーゲン(バルセロナ)、トラップ(Eフランクフルト)

【DF】ベラコチャプ(サウサンプトン)、クロスターマン(ライプチヒ)、ラウム(ライプチヒ)、ギンター(フライブルク)、ギュンター(フライブルク)、シュロッターベック(ドルトムント)、ズーレ(ドルトムント)、ケーラー(ウェストハム)、リュディガー(Rマドリード)

【MF】ブラント(ドルトムント)、ニャブリ(Bミュンヘン)、ゴレツカ(Bミュンヘン)、ゲッツェ(Eフランクフルト)、ギュンドアン(マンチェスターC)、ホフマン(ボルシアMG)、キミッヒ(Bミュンヘン)、ムシアラ(Bミュンヘン)、サネ(Bミュンヘン)、ミュラー(Bミュンヘン)

【FW】ハーバーツ(チェルシー)、アデイエミ(ドルトムント)、ムココ(ドルトムント)、フュルクルク(ブレーメン)

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2022年11月10日のニュース