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中田浩二氏 見えてきた五輪最終メンバー、最後の1枠は攻か守か

[ 2021年6月13日 05:30 ]

国際親善試合   U24日本4ー0ジャマイカ ( 2021年6月12日    豊田ス )

<U-24日本代表・ジャマイカ代表>前半、先制点を決め前田(左)、遠藤航(左から3人目)の祝福を受ける久保(撮影・小海途 良幹)
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 【中田浩二 視点】ガーナ戦と合わせて、当落線上の選手のテストもできたし、オプションとしての3バックも試せたのは大きかった。この試合ではGK、CB、左SB、左MF、1トップが最終テストの位置づけで、個々のパフォーマンスに加えてオーバーエージ(OA)の3人らとうまく絡めるか見極められた。

 CBの町田と瀬古は2人とも吉田と連係は取れていた。左SBの旗手も攻撃的にいく時は貴重な存在であることを示し、左MFの三笘と相馬もそれぞれ特長を出していて良かった。3バックをやるなら橋岡が必要になる可能性もある。複数のポジションをこなせる選手が不可欠で、メンバーもある程度固まったように見える。あとは最後の1枠を攻撃的な選手にするか守備的な選手にするかといったところだと思う。

 久保は堂安とともに攻撃の起点となった。ポジションチェンジをしながら右、中と動いてボールを引き出し、ドリブルなど自身の長所も出していた。前半32分の先制点は飲水タイム直後で相手が集中していない隙を突いたもので、相手の動きをよく見たシュートだった。堂安をはじめ、A代表でも一緒にプレーしている酒井らとの連係もいい。世代が近い選手も多いので、伸び伸びとやっている印象だ。(元日本代表DF)

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2021年6月13日のニュース