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南米選手権、ブラジルがボイコットか…コロナ下の開催にカゼミロ主将「明確な意見がある」

[ 2021年6月6日 05:30 ]

ブラジルのカゼミロ主将(AP)
Photo By AP

 ブラジル代表が、地元開催が決まった南米選手権(13日開幕)をボイコットする可能性が出てきたと、4日に複数の海外メディアが報じた。同日にホームで行われたW杯南米予選エクアドル戦に2―0で勝利後、MFカゼミロ主将が南米選手権に触れ「代表チームには明確な意見がある。しかるべき時に話す」と発言。8日のW杯予選パラグアイ戦後の“重大発表”を予告した。

 南米選手権はコロンビアとアルゼンチンによる大会初の共催が予定されていたが、コロンビアの国内情勢悪化とアルゼンチンの新型コロナウイルス感染拡大で開催見送り。5月31日にブラジルが代替国に決まったが、新型コロナの死者数が世界2位の47万人を数える中で、地元では反発の声が上がっていた。

 エクアドルのDFアルボレダは参加国の主将が連絡を取り合っていることを明かしており、ブラジルのネイマールが各国にボイコットを呼び掛けているという報道もある。出場報酬確保や移籍への踏み台に考える他国の選手には開催希望の声もあるが、カゼミロはブラジルに関しては「満場一致」と強調。2会場で8試合が予定されるリオデジャネイロのパエス市長も感染拡大時の試合中止を警告するなど、W杯よりも歴史が長い伝統の大会が逆風に見舞われている。

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2021年6月6日のニュース